肉汁爆弾

いろいろメモっていきます

マーダーミステリーに行ってきた記

急に寒くなってきましたが、みなさま風邪にはご注意くださいね。
緊急事態宣言も解除され、明日からは酒類提供やその時間制限が多くの部分で解除されるようですね。まだまだ予断を許さない状況は続きますが、少しずつ日常に近づいてきたような感覚があります。
私はといえば、ヒロミヤの会にお呼ばれしてエッチなお肉に舌鼓を打ったりしておりました。2年前に取った予約が今のタイミングだったとのことです、すごい人気ですね。

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さて、タイトルのマーダーミステリー(以下マダミス)ですが、ずっと気にはなっていたものの機会がなくて参加できていなかったのですが、この度 参加できたので忘れないうちに感想をまとめておきます。
今回参加させていただいたのはこちらです。ネタバレは禁止なのでネタバレはせず、抽象的なマダミス全体な流れについて感じたことを書いておきます。
また、そもそも自分自身の体験が1回のみなので、見当違いなことをいってたらすみません。

www.lostproduct.jp

プレイ時間が270分と書かれていてビビりましたが、始まってみれば考えることもやることも多く、あっという間だったように感じました。
終わった直後は頭を使いすぎて軽い酸欠のような感覚で、帰宅してすぐに眠ってしまったほどです。


そもそもマダミスって何?という方は以下などをご覧になられるとよいかもしれません。
oreno-turn.com

おもしろみ

やはりおもしろみとしては没入感を伴った謎解きの体験でしょうか。リアル脱出ゲームにも近いかなと思いましたが、マダミスのほうがシナリオを重視しているように感じました。
キャラクターになりきって、そのバックグラウンドをしっかり把握した上でゲームをプレイするというのはRPGに近いような体験かもしれません。
つまり、全員が主人公として、その視点でRPGをプレイしているといった感じでしょうか。
「誰を中心に添えるかで、同じ事件は千変万化に姿を変える。つまり、事件は一つけれど物語は、それに関わった人の数だけあるのだ。」というバッカーノ!のセリフを思い出しました。
(関係ないですがバッカーノ!もめちゃ面白いので見ていない方はぜひ御覧ください)

www.baccano.jp


その没入感を支えるための工夫は随所に見られ、カード、フィギュアなどのコンポーネントはもちろん、なんといってもGMの存在が重要ですね。
マンガやアニメでいうト書きの部分、あるいはRPGでのNPCなどを一人で表現するわけですから、彼(彼女)の存在が雰囲気作りにとても大きく寄与していると感じました。
そういう意味ではやはり経験豊富なGMのもとでプレイできたのも楽しめた一因のように思います。

そうしてキャラクターに没入してストーリーを進めていくにつれて、事件の真相や他のキャラクターの思惑が見えてくるわけですが、
この「少しずつ謎が解けていく」という感覚はなんとも気持ちよいものですね。
他のキャラクターの行動原理がわかり、その行動で物語に影響を与えることで場面が展開していく様子は428を彷彿としました。
(これも名作なのでぜひ遊んでみてくださいね)

www.spike-chunsoft.co.jp

428では全員分のキャラクターとなってシナリオをプレイして選択肢を選んでいくのですが、マダミスでは他のキャラクターの情報は他の人から直接聞くことなります。
他の人と1:1で話をする「密談」と呼ばれていたコミュニケーションも面白さを増長していると感じました。
自分に都合のよい結末を迎えるために協力者を作り、相手にメリットを提示してうまく利用する。
その戦略と交渉力であらゆる未来があり得るのはマダミスならでは、なのでしょうかね。

つらみ

これはそのゲームの性質上、面白さと表裏一体だとは思いますが、やはりつらみを感じるのは圧倒的な情報量かなと思いました。
小説やマンガなら読み返しますし、ゲームだったら途中でプレイを止めたりすることもありますが、
リアルタイム同時進行のマダミスではポーズボタンでゲームを止め、頭の中を整理することはできません。
当然ですが他のキャラクターはNPCではありませんから、物語も議論は進行していきます。
情報を整理して考えきるには、自分には圧倒的に時間が足りず、大枠の整理しかできませんでした。

ただ「つらみ」と書きましたが、これはこれでおもしろみの一つではあるとも思っていて、
全員がすべての情報が整理でききってしまったら、それはそれで詰将棋のような固いゲームになってしまうような気もします。
情報を整理しきれなかったとしても、行動原理は決まっているので基本的な進行に支障はなく、
出しきれなかった情報があることで「プレイする人間によって展開が変わる」という面白さを演出しているとも言えそうです。

一応、マダミスの終了時には「多く得点したユーザー」が勝利となっているようですが、
脱出ゲームのような強い目的があるわけでもないですし、本当に「楽しんだもの勝ち」というエンタメだと感じました。
結論、キャラクターになりきってストーリーを楽しむだけでも十分楽しめるような気もしますね。



脱出ゲームやイマーシブシアターに参加したことはありましたが、そのどれとも違う感覚、脳をフル回転させて自分の目的を達成する感覚を味わいたい、
またはキャラクターになりきってミステリーの世界に没入したいなんてかたはトライしてみてはいかがでしょうか。
私はちょっと頭を使いすぎて疲れちゃったのでちょっと休憩します。。w
sugaret.hatenablog.com