肉汁爆弾

いろいろメモっていきます

完全栄養カレーへの挑戦 1

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果てしない挑戦の扉がうんたらかんたら

完全栄養食ってやつが流行ってるみたいなんでね。栄養たっぷりといえばカレーでしょうということで、美味しい完全食に挑戦してみます。

カレーは絵の具の「黒色」みたいなモノで、どんな料理に入れてもカレー味になっちゃうんですよね。そしてカレーは懐が深いです、だいたいのものを入れてもなんとなく整えれば美味しいカレーになります。ということは、いい感じのバランスで必要栄養素を加えて整えればなんか美味しいやつになるんじゃね?という理屈です。適当。


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出典:日本食品標準成分表2015年版(七訂)追補2017年らしい

なんちゃってで作るとはいえ、一応栄養素が満たされてまっせ〜というのはちゃんと裏付けるためにいろいろ試行錯誤しました。それぞれの栄養素を多く含んでいる食材の量を調整して、その合計値で栄養を満たしてることぐらいは確認しておきます。煮たり焼いたりして栄養素が壊れてどうこう〜、みたいなのもある気もするんですけどね。

ちなみにカレーだけで完全栄養の一食分でなく、白米で食べる前提の計算になってます。これが玄米で食べる前提だとまたバランスが変わってくるんですね。具体的には食物繊維がかなり多いので野菜とかの量を減らせるみたいなそういう。

作る

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新入り君

今回の強い味方です。それぞれの具材の重さを測ります。けど、ほうれん草の茎と葉っぱとか、栄養素の偏りとか絶対あるよな〜と思うんですけどそのへんは適当な感じなんですかねェ。


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栄養の塊

必要栄養素をかき集めたやつです。圧倒的割合がほうれん草なので、最終的にサグカレーっぽい感じになることがこの時点でわかります。上に散らされてるのはしらすです。なんとなく炒ってからいれましたが、あんまり関係なかったかも。

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栄養ペースト

栄養ペーストになりました。緑色が眩しいですね。


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見慣れない色

スパイスも先に計量しておきます。クミン、コリアンダーターメリック、チリペッパーの4種をベースにしつつ、上にかかってるこいつは昆布の粉末です。
ヨウ素を攻略するには昆布が多分一番楽。

ちなみに大体の栄養素は「満たしてること」が重要なんですけど、とりすぎが懸念される栄養素もありますね。塩分のとりすぎが良くないとかそういうヤツ。昆布とかシラスはナトリウム量を稼いじゃうので、最終的な塩分は減らしてます。いつもは小さじ1/2(2.5g)なのに対し、0.5gにしてます。

準備できたら炒め始めましょう。


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微塵

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いつものやつ

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そりゃ飴色にもなりますわな

玉ねぎが十分に炒まったら、栄養ペーストを入れましょうね。

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玉ねぎの量に対して多い

なんとなく水分が飛んだらトマトペーストです。頻出。

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青と緑のコントラストがきれいですね
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水分が飛びます

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スパイスが加わります

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粘土???

スパイスを加える前の状態ですでに美術の授業やってるみたいな色合いだったんですが、スパイスを入れたら完全に水分がなくなって、粘土のようになりました。不安な形状。

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うーん、なんとなくインドカレー屋さんで見るサグカレーのようになったような気がしなくもない。ドロドロ度はかなり高く、もっっっったりしてます。白米にかけて食べるよりも、ナンとかに付けたほうがよいような気もする。

ちなみに肉いれて炒めてる写真がとばされてますね、あまりに焦げそうだったので焦ったんでしょうね。肉は鶏胸肉で、皮は除いてます。

完成

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温泉卵は別で作ってます

食べて最初の感想は「苦い」でしたね。あと青臭い。玉ねぎ・スパイスの量に対して栄養ペーストの割合がかなり多いのでその風味がダイレクトに来てるってことなんでしょうが、ここは改善しないと美味しいカレーとは言えなそうです。普通に食べれるレベルではあるが、すすんでこれを食べたいとは思えない。

ちなみにバターを加えて混ぜ合わせるとかなり苦味が抑えられてマイルドな口当たりになっていました。栄養素的にもそれほど影響ないのでこれはあり。バター入りであれば、「無くはないかな〜〜〜」ぐらいののところまでレベルアップします。

あと、牛乳でマイルドにしたり、マンゴージャムで甘みを加えて中和させようとしたのは失敗だった。牛乳はかなり乳臭い感じになり(入れすぎたのも問題かも)、マンゴージャムは甘みと苦味が分離していて、苦味がより際立つ結果に。

玉ねぎは食感が良くなるかと思ってあえて大きめの角切りにしてるんですけど、最終的にトータルの食感考えるともっと細かいほうが口当たりがよかった気がする。



まーーー、一回目はこんなもんでしょう。次は雑穀バージョンでやります。そのうち。