以前、欧風カレーを作ろうとしたらタイカレー(イエローカレー)っぽいなにかになってしまいました。
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敗因はわりと明らかで、レシピに書いてあるものが特殊過ぎて全然揃えられずに代用を繰り返した結果、着地点が別のカレーになってしまったというものです。着地が違っても別の美味しいカレーになるというのは、カレーの懐の深さゆえですね。別のものになっても美味しい。
美味しいは美味しいんですけど、欧風カレーの気持ちになってるところにタイカレーが来たらちょっと違うな〜ってなりますね。できれば店舗のメニュー指定でカレー食べたいんですけど、梅雨ですし、外に出るの辛いですし、家で作りましょうね。
レシピ
今回はカレーのベースとなるチキンブイヨン、要は鶏ガラスープから作っていきます。なぜならレシピに作り方が載っていたからです。正直、鶏ガラスープの素みたいなやつでいい気がしますが、鶏ガラやすいし作ってみたらそれはそれで美味しかったのでよしとします。ただ手間と時間はバチクソかかるのでご注意を。
ちなみにレシピには牛スネ肉って書いてましたが見当たらなかったので牛骨です。もうレシピ通りじゃないですね。
冷凍で売ってたので適当に解凍しつつ、血合いを洗っておきましょう。
軽く焼いてから茹でるのがいいらしいので焼きます。でかいオーブンでまるごと焼ければいいんですが、そんなキャパはないので小分けに。
肉の臭み取りなどなどで入れるやつらです。玉葱人参セロリは万能選手ですね。あとはにんにくとローリエ、上に乗ってる茎っぽいのはパセリの茎です。パセリ自体は使ってないので冷凍してます。茎のために買いました。レシピに書いてあったんでね、忠実に。
まずはガラだけ入れて茹でましょう、アクがすごいんでね。アクはきっちり取っていきましょうね。水は一旦3リットルぐらい入れた気がします。
なんとなくアクでなくなったら香味野菜たちを追加。で、3時間。
(3時間後)
いい感じに出汁が出ているようです。
塩入れて飲むだけで普通にうまそうなやつ。とりあえずチキンブイヨン完成。
さて、ほんちゃんのカレー作りに入りましょう。
前回はこのココナッツファインの牛乳をすごくサボってココナッツミルクで代用した結果、ココナッツの印象が圧倒的なイエローカレーになったのではという感じです。
肉は塩コショウ振って焼き色付けて起きましょう。あとで入れて煮ます。
下ごしらえだけでこの量。圧巻ですね。
さて、玉ねぎを炒めていきましょう。
玉ねぎは炒めてれば飴色になるものです。
先述のペーストを入れて水気を飛ばします。にんにくの香りがすごい。この青臭さがなくなるぐらいまで炒めていきます。
なんとなく水分が飛んでボソボソになったらいいんじゃないですかね。
トマトペースト入れて水分飛ばす
バター入れて水分飛ばす
ほんならスパイスと塩入れておきます。
今回は小麦粉も。
小麦粉までいれたらかなり固まってきます。こういうタイプのカレールウみたことあるきがする。
ここからは水分を加えて煮込みに向かいます。まずは3時間煮たチキンブイヨンです。いい香りですねえ。
あとココナッツ風味のミルク、フォンドボー、マンゴーチャツネ、肉、ブーケガルニをいれておきましょう。ここから2時間煮込みます。2時間??もうすでに作業開始から4時間は経ってるんですけどね??15時から作り始めてもう19時、米も炊けておなかすいてるんでうすけどね??それでもレシピは絶対なので従っていきましょうね。
(2時間後)
あー、めっちゃいい匂い。最後にガラムマサラを加えて完成です。ちなみにガラムマサラってスパイスの名前というより、ミックススパイスのことらしいですね。クローブとかシナモンが入ってるやつ。豆知識でした。
完成
いやー、これは欧風カレーですね。深いコクとバターやら牛肉の脂の旨味、こってりとしたこの感じは欧風カレーでしょう。ちゃんと美味しい。おそらくココナッツミルクでなくココナッツファイン+牛乳を使ったことと、フォンドボーをちゃんと用意した辺りが大きく影響しているような感じがします。
ただ、僕の大好きなボンディやガヴィアルのようなカレーにはやはり届かないですね。当然ですけど。もうちょっといろいろ足したり引いたりして、もっと強い欧風カレーを目指したい。
ちなみに昼過ぎに買い出しに行って、食べられたのは21時でした。長い戦いだった。